魔法使い達の凶宴

少女裁縫中…

魔「よー、アリス。遊びに来たぜ」(ドン)
ア「え? 魔理(プスッ)……ぎゃぁぁぁっ!?!?」

※針を使っている人のそばでふざけるのはやめましょう

魔「おいおい、なに遊んでるんだよ。危ないぜ?」
ア「あああああぁぁぁあんたのせいでしょうがぁぁぁーっ!!!(怒)」

※何度も言いますが針を使っている人のそばでふざけるのはやめましょう

魔「ま、まーまー。落ち着けよ」
ア「そもそもあんた何しに来たのよっ!?」
魔「あ? さっき言ったろ? 遊びに来たって。何言ってるんだ?」
ア「………え?」

ア(あ、遊びに? 遊びに来たって…魔理沙がわざわざ私の家まで!?)
え、えぇと、どうしよう…そんな気軽に…まるでその…と、友達みたいじゃないっ…!
待って、そもそも今この狭い室内に二人きりっ…! そ、そんな…どうすればいいのっ!?)

いかん、アリスがどんどんイタイ娘に…(汗)

魔「っ!?(この感じ…なんだっ…? これは…まさかっ…)」
ア「あぁ、そうだわっ! お茶を出さないとね、うん。この間いい葉が手に入って…」

何かを感じ取った魔理沙。一人浮かれるアリス。

そんな二人を覗き見する謎の影…
パ「お、おのれぇぇ〜…! 私を差し置いて魔理沙と楽しそうに…! 根暗人形使いぃ〜っ!」

なにやってんスかパチュリーさん(汗) あまり人の事言えな…うわなにをするやめろはなsうぼぁーっ

魔「におうぜ…この辺りか…?」(ガサゴソ)
ア「どれにしましょうっ? ダージリン? セイロン? それとも――(ドッ)ラプサンスーチョンっ!?」

ラプサンスーチョン…松で燻製させた独特の個性がある
いかん、無茶なサイズ差のせいでかなりひどい異次元空間に(汗)

魔「(ずいぶん貴石が多いな…おっ?) これかっ? やたら高純度の魔力溜め込んでるなぁ」
ア「あっ! ちょっ、それは…!」

魔理沙の頭上に金ダライがっ!!
魔「ギャースッ!?」
ア「それに迂闊に触ったら…っ! って、もう遅かったみたいね(汗)」

ダメだ…俺には、魔理沙に鼻血を噴かせるなんて事、出来なかったよ…!(最初は描いてた)

パ「あぁっ、魔理沙がやられたっ!? 何やらかしてくれてんのよっ!」
「……でも、あんな魔理沙あまり見れないから、新鮮でちょっと可愛いかも(ポワワッ)」

魔「トラップとはな…なかなか味な真似をしてくれるじゃないか…アリス〜?(怒)」
ア「ち、違うわよっ! アレは私じゃなくてっ…!(近いっ! 魔理沙、近いからっ!!)」

ア「アレはその石の持つ力のせいよ。”希望”の名を冠する、呪いのブルー・ダイヤのね」
魔「希望? 呪いの石のくせになんだってそんな名前が…しかも効果がしょぼいな」
ア「今はアンチマジックが効いてるからでしょうね。相当な数の命を吸い上げたって話よ」
魔「ほぉ〜…とてもそんな風には―――」(キラリ)

ゴガッ

魔・ア「「フギャーッ!!」」

魔・ア「「はぅぅぅぅ〜…」」
魔(…しかしこれは…力の方向性をうまく制御してやれば…ミニ八卦炉に組み込んだら面白そうだぜ)
魔「なーアリス。これちょっと貸し――」
ア「ダメに決まってんでしょ。ソレ手に入れるのにどれだけ苦労したと思ってるのよっ!」

魔「ケチくさい事言うなよ〜。私とアリスの仲だろ?」(ガシッ)
ア「えっ、ちょっ、ななななななっ、何よそれっ!! どんな仲だってのよっ!」
パ(っ!!!!!!!!!!)

魔「ダメか?」
ア「ダメに決まってんでしょうがっ!」
魔「……どうしても?」
ア「くどいわねっ! ダメったらだ…め…?」
魔「こんなに頼んでるのに…ダメなのか…?」
ア「っ!!!!!!」(萌え殺されるっ!?)


いかん、右下の魔理沙の顔がヤバイ(汗) ちょっとサボるとすぐこれだ…

パ「くっ…! いつの間にあんな凶悪な技を…魔理沙、恐ろしい娘っ…!」
今まさにアリスにロイヤルフレアを撃ち込まんと、スペル宣言直前だったパチュリーさん。

ア「しょっ、しょうがないわね…ちょっとだけよ? 貸すだけだからねっ!?」
魔「っ! サンキュー、アリスっ!! それじゃ、ちょいと100年ほど借りるぜっ!!
ア「………はっ!?!?」
ガッシャーン(←窓をブチ破って、魔理沙 空へ)

ア「あれ…? えと…魔理沙は私の家に遊びに来たんでしょ…? …え? あれ?」
 「私が苦労して手に入れた石を奪って、そのまま外に飛び出して……あ、あれ?」
 「……おかしいなぁ……目の前が、ぼやけて…あははは…よく、見えないや…」

ア「うっ…うぅぅ…」(がくりっ)

パ「ふふふっ…所詮あなたは魔理沙に利用されるだけの存在と言う事ねっ…」
パ「…? 小悪魔から念信? どうしたの?」
小「も、申し訳ありません〜! パチュリーさまの留守を狙って、いつもの書庫荒らしが…!」
パ「魔理沙っ!? さっき出て行ったばかりなのに…早っ! いや、それよりも被害状況は!?」
小「その…秘蔵のレア魔導書が半分近く…」

パ「ガハァッ!!」(吐血)

魔「よーし、これで必要な資料も揃ったし…後は帰って実践あるのみだぜっ!」
 「……まっ、あいつらには後でキノコ詰め合わせでも贈り付けておくとするか」

ア「うぁーん、うぁーん! 魔理沙のAHOー!!(泣)」
パ「あぁぁぁ…魔理沙、本当に恐ろしい娘…!(泣)」

結果、魔理沙の一人勝ち(爆)




それから数日後。

魔「いやー、この間は悪かったな」
ア「ふんっ! なによ今更っ! だいたいアンタはいっつもねー…」
魔「まーまー、そう言うなって。私なりに悪いと思って…今日はそのお返しをと思ってな」(スルッ)
ア「そんな事言って、どうせろくでもないもんでしょっ!? 騙されない、わ…よ…?」

魔「代価になるようないい物が無くてな…だから…私の体で払うぜ…」(ポッ)
ア「ちょっ、ちょちょちょちょちょっと!! あんた、何考えてんのよっ!? そ、そそそもそも私が」
「あんたの体で損失補填だなんて、そんな事認めると思っtいただきますっ!!(←錯乱)」

魔「いやー、留守の間にいろいろ本借りて、悪かったな」
パ「どうせ返す気なんてないくせに…あの根暗人形遣いとよろしくやってれば!?」
魔「なんだ、アリスは関係ないだろう? それともなんだ、妬いてるのか?(笑)」(しゅるっ…パサッ…)
パ「そ、そんなわけないでしょう!? だいたいアナタはいつもそうやって人の話…を…?」

魔「私はパチュリー一筋だぜ…? その証拠に、お詫びもかねてたっぷりサービスしてやるぜ…」(ぎゅっ)
パ「にゃーーーっ!?!? な、ななななな、何してるのよ魔理沙っ! ちょっ、そんな嬉し…じゃない、そんな事で
 誤魔化されないわよっ!? だいたいサービスって何よっ!? おかわりは自由ですかっ!?(←錯乱)」

それは…二人が今際の際に見た、幻でした…
ウィッシュドリーム…その名の通り、使用者の望む夢を見せてくれる、魔法のキノコ。
ただし、摂取量を誤ると帰って来れなくなる諸刃の剣。使用上の注意をよく読んで、正しくお使い下さい。

魔「うーん、送りつけたはいいが…アレもあんまり褒められた代物じゃないからなぁ…
 使い過ぎてなきゃいいが…まぁあいつらの事だ。そんなヘマなんかしないだろう」

ダメでした。
ア「うふふ…うふっ、うふふふふふふふ…(悦)」
パ「あはっ、あは…あはははははははは(悦)」

二人の顔は、それはそれは至福に満ちた表情だったそうな…
魔法使い達の凶宴、後日談。これにて終幕。